海外の音声AIスタートアップに経営陣として参画し、英語が仕事で必要になった下村勇介さん。「どこから手をつけていいのか、分からなかった」と、当時を振り返ります。
まずは1ヶ月コースで試し、手応えを感じて3ヶ月を追加。雑音にしか聞こえなかった英語に、少しずつ意味が乗るようになっていったそうです。
課題が変わるたびにメニューを一緒に作り直したという学習の中身と、コーチとのやりとり、そして「メニューのないパーソナルトレーナー」という言葉の意味について、下村さんに聞きました。
「どこから手をつけるか」が、分からなかった
──英語を学び直そうと思ったきっかけは、何だったんですか?
海外の音声AIスタートアップに、経営陣として参画することになったのがきっかけです。海外マーケットも見ていかなければいけないですし、海外の投資家もいて、英語でのミーティングもあります。その場に自分だけがついていけていない、という状態でした。
──それまで、英語の勉強はしていたんですか?
していなかったですね。必要なのは分かっているのに、「どこから手をつけよう」というところで止まっていました。英語を聞くことに精一杯で、「あれ、いま何の話だっけ?」となってしまうんです。余裕のなさを感じていました。
「とりあえずやってみるか」で、まず1ヶ月
──ReSparkを選んだ理由と、1ヶ月コースから始めた理由を教えてください。
カウンセリングで、いまの英語力を分解して整理したうえで「どこから手をつけるべきか」を示してもらえそうだ、と感じたからです。当時はあまり時間もなかったので、最短でできる方法としてお願いしました。
不安はあまりなくて、「とりあえずやってみるか」に近かったですね。だから、最初は1ヶ月コースにしました。
──1ヶ月やってみて、3ヶ月コースを足したのはどうしてですか?
初期の段階で、成長実感があったからです。効率的に勉強できているという手応えがあったので、3ヶ月を足しました。
特に初期は、メニューをどんどん変えてもらっていました。聞く力の土台づくりから始まって、話す練習、仕事に合わせた瞬間英作文へと、そのときの課題に合わせて中身が変わっていく感じです。
いちばん印象に残っているのは、音の変化です。単語がつながったときに音がどう変わるのか、まったく分かっていなかったんですよ。その仕組みから教えてもらって、少しずつ分かっていく感覚がありました。
学習時間は、朝に1時間と、移動中に30分でした。それがいちばん取りやすいパターンでしたね。続いた理由でいうと、見られているというプレッシャーは、とても大事だと思っています。たぶん、ないとやらないと思うので。
課題が変わるたびに、メニューを一緒に作り直した
──「メニューを一緒に作る」って、実際にはどんな感じだったんですか?
話しながら決めていってくれるんですよ。だから、だいぶわがままを聞いてもらったな、という感覚がありますね。そのとき感じている課題に寄り添って、それを突破する学習内容を一緒に組み立てていく、そういう進め方でした。
──たとえば、どんな課題に、どんなメニューを作ったんですか?
最初の課題は「音」で、これは先ほどの音の変化の教材でした。次に出てきたのが、表現の固定化です。「とりあえず喋る」ということは、途中からできるようになってきたんです。最初は、知っている単語を並べているだけ、という感覚だったと思います。
ただ同時に、表現がいつも固まってしまうな、と感じていました。話せる量は増えているのに、表現のバリエーションが増えないんですよね。
そこでコーチに相談して、表現の幅を広げるための練習を一緒に組んでもらいました。AIを使った練習をどう取り入れるかも相談しましたし、自分が実際に言えなかった表現を材料にした練習も作ってもらいました。実際に自分の課題になっていたものをベースにやっていたので、良かったと思います。
人と英語で話す機会は週に1回ほどだったので、慣れるための練習として、毎日できるAIとの会話も入れていました。ただ、本当の人と話すのは、やっぱり感覚が違いました。緊張感というか、「本当に伝えなきゃ」という感じは、AIとは違うものだなと感じましたね。
雑音だった英語に、意味が乗った
──変化を感じたのは、どんなときでしたか?
音声を聞ける感覚は、途中から出てきました。教材や動画に触れているときですね。最初は、英語が全然、雑音だったんですよ。それが、音と意味を少しずつ聞き分けられるようになってきた、そういう感覚を持てたのが、いちばんの変化だと思います。
いまは、短いビジネス系の動画なら、ある程度は聞き取れるようになっています。
──スピーキングも、最初はつっかえていたのが、最後のほうはスピーチがすらすら出ていましたよね。ご自身ではどうでしたか?
そうですね。少なくとも、表現の幅は広がっていたと思います。当時の動画を見返してみないと思い出せないところもあるんですが、知っている単語を並べるだけだったところからは、確実に変わったと思います。
メニューのない、超柔軟なパーソナルトレーナー
──最後に、ReSparkを一言で表すと? それから、どんな人に向いていると思いますか?
「メニューのないパーソナルトレーナー」ですね。超柔軟なパーソナルトレーナー、という感じでしょうか。決まったラインナップから選ぶのではなく、どの教材を使うかも含めて、教材そのものを相談しながら作れるんです。AIも含めて教材や道具がどんどん変わっていく中で、何をどう使っていくかを相談しながら進められるのがいいのかなと思います。
向いているのは、自分のように、仕事で英語が急に必要になって、時間がない中で「どこから手をつけるか」から示してほしい人ですね。決まったカリキュラムをこなすより、そのときの課題に合わせてメニューを一緒に作りたい人には、合うと思います。